HSPだと知らずに転職を4回繰り返した私が、もっと早く知りたかった「職場選びの5つの基準」 その2

本日は転職歴が4回のHSPサラリーマンが職場についてのテーマで経験をお話しします。

私の転職歴

大学を新卒で出て、A社(国内中堅企業)に入社。その後、

A社(国内中堅企業)→ B社(外資系)→ C社(国内大手グループ)→ D社(営業派遣会社)→ E社(国内中小企業・現在)

という流れで転職してきました。

HSPについて知り始めたのは、C社を辞めてD社に入った直後のころ。それまでは「大企業で働くこと」を目標にしていましたが、そこから少しずつ「自分に合う職場を最優先にする」という考えに切り替えていきました。

その結果、現在のE社にたどり着き、はじめて「定年までここで働きたい」と思えるようになりました。

HSPの私が理想の職場を見つけるために『考えたこ・手放したこと』5つ

1. 職場環境 > 会社の規模・評判

これが、すべての中でいちばん大切なことだと思っています。

HSPの人は、同じ職場の同僚が怒られているだけでも、自分のことのように疲れてしまうことがあります。周囲の視線が気になって、頭から離れない。そういう経験がある方は多いのではないでしょうか。

私も大企業で働いていた時期がありますが、社員が多い分、出世争いや自己アピールの激しさは想像以上でした。優秀な人が多いため、ちょっとした油断で「振るい落とされる」感覚が常にありました。そして「誰かから見られている」「監視されている」ような感覚が、じわじわと心を削っていきました。

思い切って中小企業に転職してからは、人間関係のストレスが大幅に減りました。出世争いもほぼなく、必要以上に神経をすり減らすことがなくなりました。

大企業に在籍していた頃は、確かに誇らしかったし、福利厚生も整っていたし、社会的な信用もありました。でも、それらすべてを天秤にかけても——今の職場のほうが、断然居心地がいい。それが正直な感想です。


2. 「できること」を仕事にする。「やりたいこと」より先に

HSPの人には真面目な方が多い、とよく言われます。私もそうです。

同僚が大きな成果を上げると、「自分はできていない」「努力が足りないせいだ」と思い込んで、自分で自分を追い詰めてしまう——そういうループにハマったことが何度もありました。

上司に評価されたいわけでもないのに、「自分はここにいる資格がないかもしれない」と勝手に感じてしまうんです。

その経験から気づいたのは、自分が得意なこと・できることを軸に職場を選ぶ」 ことの大切さです。

共感力が高いHSPは、自分が得意な仕事では成果を出しやすいと感じています。得意な領域なら、極端に無理しなくても結果が出る。そうすると自己肯定感が上がり、余計なことで消耗しなくて済む。空いた時間を、自分の回復に使える。

「やりたいこと」は大事ですが、まず「できること」から始めることが、HSPにとっては特に効果的だと思っています。


3. 出世・給与を「第一の基準」にするのをやめた

これは人によって考えが異なると思いますが、私の場合はこうでした。

幼い頃から、居心地の悪い人とは自然と距離をとってきました。疲れる人付き合いは苦手で、でも逆に言えば「疲れない関係」だけでも人は十分集まってきてくれていました。なので、上司に積極的に取り入るような行動は、どうしてもとれませんでした。

その結果、出世はあきらめています。給与も以前より下がりました。

でも——

会社でヘトヘトになりながら稼ぐより、ストレスを減らして働き、空いた時間で副業や自分の時間に使うほうが、精神的にずっと健康でいられる。

それが今の私の結論です。出世や給与が第一優先の方には向かないかもしれませんが、HSPの方にとってはひとつの現実的な選択肢だと思っています。


4. 「見栄」を手放した

名の通った会社に勤めることは、確かに自尊心を満たしてくれます。初対面の人に会社名を伝えるだけで、「すごいですね」と言われる。そういう経験は、悪くはありませんでした。

でも私の場合、それが逆に自分を苦しめました。

周囲が優秀に見えるたびに「自分は劣っている」と感じ、「自分はここにいる資格がない」という考えが浮かんでくる。会社の看板が大きければ大きいほど、その重さで潰されるような感覚がありました。

繰り返しになりますが——会社名より、職場環境を重視して仕事を探してください。

「どこで働くか」より「どんな環境で働くか」のほうが、HSPにとっては圧倒的に重要です。


5. 考えすぎて眠れなくなったら、薬に頼ることも選択肢のひとつ

少し踏み込んだ話になりますが、正直に書きます。

仕事の居心地の悪さで悩み続けた時期、私は入眠障害と早朝覚醒に悩まされていました。眠れないまま仕事に臨み、成果が出ず、また悩んで眠れない——そのループから、なかなか抜け出せませんでした。

今はオレキシン受容体拮抗薬という、依存性が少ないタイプの睡眠薬もあります。

「薬に頼るのは負けだ」と思う必要はありません。睡眠が乱れると、思考も感情も正常に機能しません。まずは眠れる体の状態を作ることが、何より先決です。

眠れない夜が続いているなら、一度医師に相談することを強くおすすめします。HSPの方は経験あると思いますが睡眠は特に大切です。


おわりに

HSPという気質は、弱点ではありません。でも、合わない環境に置かれると、必要以上に消耗してしまう——それも事実です。

私が5社を経験して得た結論は、「環境選びが、HSPにとって最大の戦略」だということです。

  • 大きな会社より、自分に合う職場
  • やりたいことより、自分ができること
  • 出世や見栄より、毎日の居心地

就職活動中の学生さん、転職を考えているHSPの方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

あくまで私個人の経験に基づく内容ですので、すべての方に当てはまるわけではありませんが、ひとつのリアルな事例として読んでいただければ幸いです。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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